2025.5.12
REPORT | PARTY
【レポート】大阪市立美術館「ユニークベニュー活用事業」レセプションパーティ
大阪市立美術館とバリューマネジメントは、大阪市立美術館のユニークベニューとして文化財の活用とMICE誘致拡大を目指すPRを目的に、2025年3月10日(月)、業界関係者など約70名を招待し、文化財活用のパネルディスカッションや活用パフォーマンスを披露いたしました。

2025年3月リニューアルオープン。昭和初期の栄華を今に伝える大阪市立美術館
大阪市立美術館は、2022年秋より約2年半の大規模改修を経て、2025年3月1日にリニューアルオープン。大阪の天王寺公園の中にある美術館は国登録有形文化財(建造物)で大阪市立美術館は日本で三番目に古い公立美術館です。改修後は、美術館の心臓部ともいうべき展示・収蔵環境を向上させるとともに、文化芸術の保存・継承、創造、交流、発信の拠点として、また地域ブランドづくりの場としてユニークベニューとしての活用が計画されています。
天王寺・阿倍野エリアの新たな都市魅力となる「ひらかれたミュージアム」に
・公園のグラウンドレベルでアイコニックな新エントランスを設け、エスカレーターで中央ホールに上がっていただく、「入りやすい美術館」としました。
・館内は展示室等に入る以外ほぼ「無料ゾーン」としました。また地下展覧会室(今後は「天王寺ギャラリー」と呼びます。)とのアクセスも改善しました。
・近代日本庭園の名園である慶沢園(けいたくえん)を望むテラス(無料ゾーン)を新設し、カフェを設けます。
・新エントランスにミュージアムショップを設けます。
・建物3階(中央ホールの上階)にはワークショップ等が開催できるエリア(アトリエ)を、1階にはパブリックスペースとして「じゃおりうむ」(注1)を設けます。中央ホール等と合わせ、「ユニークベニュー」としての活用も期待します。

関係者約70名が唯一無二の特別なパーティを体感
中央階段に設置されたピンスポットライトが美術館の壮麗さを引き立てる中、オペラ独唱のパフォーマンスで華やかに幕を開けたレセプションパーティ。館長からリニューアル概要の説明の後、グループごとに美術館内の見学を行いました。機能や用途を考慮しながら創建当時の意匠が復元された館内をご覧いただきながら、ユニークベニューとしての可能性を感じさせる施設の美しさと機能性に触れていただきました。

大阪市立美術館の代表的なコレクションの一つである、古代中国・朝鮮の石仏を配する「じゃおりうむ」では、パネルディスカッションが行われ、文化財の活用方法やユニークベニュー事業が持つ価値について、さまざまな視点から意見を交わされました。
イベントの後半は、フードやドリンクが提供されるパーティーが開催され、来場者同士の交流の場に。美術館の空間での会食は、イベント全体に特別感を与え、参加者の心に残るひとときとなりました。

会場情報
大阪市立美術館
住所/〒543-0063 大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82(天王寺公園内)
アクセス/JR、Osaka Metro御堂筋線・谷町線「天王寺駅」、近鉄「大阪阿部野橋駅」より徒歩10分
収容人数/10名~250名
設備/楽屋、プロジェクター、音響、照明、ワイヤレスマイク他
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