秋が深まり冬が近づくと、体の冷えを気にする方も増えてきます。
近年注目されている「温活」とは、体を内側から温めるために、食事や運動などを意識的に取り入れる習慣のことです。寒さとともに感じやすくなる“冷え性”は、実は体質だけの問題ではありません。日々の工夫次第で、体温を上げ、改善が期待できる症状です。
この記事では、体温を上げて冷えによる不調をやわらげる「温活」について、その具体的な方法や日常への取り入れ方をご紹介します。
温活によって期待できる様々な効果

- 免疫力があがる
体温が上昇すると、白血球などの免疫細胞が活発になり全身の血の巡りがよくなり、感染症の予防にもつながります。免疫系が正常に機能する体温は36.5℃~37.1℃であるといわれており、体温が35℃台であるとがん細胞が活発になるといわれています。 - 基礎代謝が向上する
消費カロリーが増えて、やせやすく太りにくい体になるためダイエット効果も期待できます。 - 自律神経のバランスが整う
体が冷えるときは自律神経の中でも交感神経が優位に働いている状態で、頭痛の改善や、便秘の改善が期待できます。 - 浮腫みの解消
血液の巡りが悪くなり、血管から水分が染み出し、溜まることで生じます。体温が上がることで筋肉の働きが相乗し解消されます。
体を温める食べ物、冷やす食べ物

私たちが毎日食べている食材には、体を温めるものと冷やすものがあります。特に、寒い地域で育つ食材は体を温めてくれる傾向があるので、食事に取り入れると良いでしょう。
具体的には、次のような食材が体を温めてくれる代表例です。
- 根菜類:しょうが、玉ねぎやニンニク、さつまいもなど
- 野菜:かぼちゃやにんじんなどの暖色系の野菜
- 香辛料:唐辛子、胡椒など
- モモやリンゴなどの寒い地域で育つ果物
鍋や煮物にすることで、より体の内側から温めることもおすすめです。
一方で、トマトやナスといった夏野菜や、バナナのような暖かい地域で育つ果物には、体を冷やす作用があります。体を温めたいときには、これらの食材は控えることをおすすめします。
体を温める行動

体全体を温めるには、体の表面だけではなく、体の内側から温めることが重要です。
- 葛湯を飲む
風邪をひいたときに「葛根湯」を飲む方も多いかもしれません。葛はその主成分で、血行促進や発汗作用があるとされ、風邪や発熱などの症状をやわらげる効果が期待されています。体調が気になるときや、体をじんわり温めたいときには、優しい甘さの葛湯を取り入れてみましょう。 - 朝食前に白湯を飲む
毎朝、朝食の前に一杯の白湯を飲むことで、眠っていた胃腸がゆっくりと目覚め、消化機能を整える効果が期待できます。体を内側から温めることで、冷えやすい朝の時間帯にもやさしく寄り添ってくれます。 - 自分に合った運動や筋トレを続ける
筋肉はエネルギーを生み出す“熱源”のような存在です。体温が1℃上がると、基礎代謝は約10%以上も上昇するといわれています。日常的に筋肉をしっかり使うことで、何もしていないときでも体温が下がりにくくなり、自然と冷えにくい体づくりにつながります。 - カイロや湯たんぽを活用する
外出時や就寝前には、カイロや湯たんぽを使って冷えやすいお腹や腰、足元を温めるのもおすすめです。ポイントは「首・手首・足首」の“3つの首”を冷やさないこと。冷え対策として手軽に取り入れられます。 - 半身浴で体の芯まで温める
ぬるめのお湯(38~40℃)に20〜30分ほどつかる半身浴は、体の深部体温をじっくりと上げてくれます。血流もよくなり、心身ともにリラックスできる時間に。お気に入りの音楽やアロマを取り入れれば、癒しのバスタイムに。 - ストレスをためない工夫も大切に
音楽を聴いたり、笑顔で過ごしたりすることは、ストレス緩和に役立ちます。過度なストレスは自律神経の乱れや冷えの原因にもなるため、心を整える時間を日々の生活に意識的に取り入れてみましょう。
体を温めるだけでたくさんの効果が期待できます。
これから寒い季節が始まりますが、今年の冬は「温活」をテーマにして健康に乗り越えてみてはいかがでしょうか。
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