最近はカジュアルにフランス創作料理を楽しめるようなビストロやフレンチバルが増えました。とはいえフランス料理の基本、一皿づつ順番に提供される「コース料理」の食べ方を知っていると安心ですよね。今回はフランス料理のレストランで提供される一般的なコースメニューと食べ進め方の基本をご紹介いたします。
フランス料理のコースメニュー
コース料理を提供されるフランス料理店では、シェフおすすめのコースメニューが用意されています。そのためオーダーする時に聞かれるのは、基本的にドリンクとメインディッシュを選びます。メニュー表にはフランス語で書かれていますがおよそ以下の通り。
- アミューズ
ひと口サイズで食べられるような食前の一品。和食でいう先付、突出し、お通しのようなものです。 - オードブル
メインディッシュの前にくる軽めのお料理で、いわゆる前菜のような一品です。 - スープ
フランス料理では、とろみのあるスープまたはサラリとしたスープのどちらもポタージュといわれます。 - メインディッシュ
コースの主役となる魚または肉を使ったお料理。魚料理はポアソン、肉料理はヴィアンドと呼ばれます。魚料理と肉料理の間にソルベ（口直し）が提供される場合もあります。 - デセール
食後のデザートとして甘いものが提供されます。お店によってはフロマージュ（チーズの盛り合わせ）に替えられる場合もあります。 - パン
スープまたはメインディッシュと一緒に用意されるブレッド。 - 飲み物
食後のコーヒーや紅茶、ソフトドリンクのことを指します。
フランス料理の食べ方
フランス料理は一品ずつ提供されるため、それぞれの食べ方にマナーや注意点があります。
ドリンク
食前酒としてアルコールが勧められます。食欲を高めるためのお酒なのでアルコール度数が軽いものが多いです。
スープ
温かいスープや冷製スープが提供されます。スープはスプーンですくいながらすすらないようにいただきます。冷ますために息を吹きかるのは控えましょう。
メイン料理
コースのメインディッシュはオーダー時に魚料理か肉料理を選びます。フルコースであればどちらも用意されていることが多いです。
- 魚料理（ポアソン）
切り身を裏返さないで食べましょう。魚と付け合わせが同じタイミングでなくなるようにバランスよく食べます。お皿にきれいに飾り付けられているソースはお料理に付けてかまいません。 - 肉料理（ヴィアンド）
はじめにお肉をすべてカットしておくのはやめましょう。魚料理と同様、付け合わせとバランス良く食べます。左端からお肉を切ると食べやすいですよ。（左利きの方は右側から切ります。）
パン
一口サイズにちぎって食べましょう。オードブルやメイン料理とともにいただきます。スープやお皿の周りのソースを、パンですくって食べても大丈夫です。ただし、お皿が真っ白になるまで拭いきってしまわずに適度に留めましょう。
食後のドリンク
食後にはコーヒーや紅茶が提供されます。カップの持ち手が左側にある場合は右側に回してから持ち上げて飲みましょう。（左利きの方は逆になります。）
古民家レストランで食べるフランス料理
全国にあるVMGレストラン・ルアンは伝統的建造物群保存地区に残る建造物や国指定文化財を活かしてリノベーションしたレストラン。地元の旬の食材を使ってフランス創作料理を提供しています。休憩やお食事の際にお立ち寄りください。
VMG総合窓口
（11:00～20:00）
TEL 0120-210-289
