忍びの城下町・伊賀上野で竹あかりに照らされた町並みに癒される

伊賀上野の竹灯り

三重県の北西部に位置する伊賀上野。伊賀と聞いて、まず思い浮かべるのは忍者村ではないでしょうか。そんな忍びの町らしい静かで美しいイベントが開催されます。今回は、毎年行われている幻想的なライトアップイベント「伊賀の竹灯り」についてご紹介します。

見どころ満載の三重 忍びの里として有名な伊賀上野

三重県上野市の町並み

江戸時代から、“お伊勢参り”で知られる伊勢神宮を擁する地域として発展してきた三重県。海山の自然に恵まれ、農業や漁業も盛んです。そんな三重県にある伊賀上野は山に囲まれた内陸にあり、古くから都に隣接する交通の要衝として、城下町や伊勢神宮への参宮者の宿場町として栄えてきました。忍者の里としても知られ、「伊賀流忍者博物館」では忍者の歴史や実態を学ぶことができます。

伊賀流忍者博物館

所在地 三重県伊賀市上野丸之内117
問合せ TEL 0595-23-0311
公式サイト https://www.iganinja.jp/

忍者のまちを竹あかりでやさしく照らす注目のイベント

伊賀上野の幻想的なライトアップ

伊賀上野では毎年、町中を幻想的にライトアップする「伊賀の竹灯り」イベントが開催されています。城下町の街道沿いや歴史的建造物を行灯のあかりがやさしく照らし出します。伊賀の町並みがライトアップでより美しく浮かびあがり、昼間とは違った幻想的なムードが訪れた人々を魅了します。

ライトアップには、伊賀がかつて竹を使った和傘の産地であったことから、竹を採用することになりました。原材料には”孟宗竹(もうそうちく)”を使用しており、放置された孟宗竹林から伐採・加工することで、伊賀地域の里山の整備にもつながっています。

「伊賀の竹灯り」イベントは、例年8月に「お城まわり」の点灯のみのプレイベントから始まります。9月は「しまがはら竹灯りの宴」、10月は「伊賀上野『灯りの城下町』」も開催予定です。イベントに関しましては変更や延期になる可能性があります。詳しくは、伊賀市の公式観光サイトをご覧ください。

● 伊賀の竹灯り

開催期間 例年8月から10月
8月:お城まわり 9月:しまがはら竹灯りの宴 10月:伊賀上野『灯りの城下町』
所在地 三重県伊賀市四十九町3184
問合せ TEL 0595-22-9670(伊賀市役所 産業振興部)
公式サイト https://igakanko.net/?p=385

イベントの中心人物のひとり、伊賀市在住の川渕晧平さん

竹あかりアーティストの作品

「伊賀の竹灯り」イベントを監修するのは、伊賀市在住で竹あかりアーティストの川渕晧平さん。

三重県文化賞新人賞を受賞した経歴を持つ川渕さんは、伊勢志摩サミット会場や伊勢神宮外宮奉納の舞台などを竹あかりで演出したキャリアを持つ実力派。

当初は実施委員会で竹あかりを制作していましたが、伊勢志摩サミットの竹あかりに携わったcanaarea(カナエリア)代表の川渕さんが伊賀市在住であることも相まって、2017年からカナエリアの竹あかりも担当されています。 「伊賀上野 灯りと忍びの城下町」では、川渕さんの美しい作品がご覧いただけます。

竹あかりに彩られた町並みと美食に浸る粋なひととき

NIPPONIA HOTEL 伊賀上野 城下町のフレンチ

自然豊かな伊賀の美味しいものも食べたい!そんな方におすすめしたいのが「ルアン NIPPONIA HOTEL 伊賀上野 城下町」。

地元伊賀の美食を新しいスタイルで提供しています。 同じ三重の松阪牛と並ぶ肉質でありながら、県外にほぼ出回らない幻の「伊賀牛」、全国米の食味ランキング最高位 特Aの「伊賀米」、伊勢志摩サミットの乾杯酒にもなった世界レベルの「伊賀酒」など、地の利を生かした食材の数々。フレンチの技術をベースにした旬の伊賀の魅力が詰まったお料理をぜひお楽しみください。

【三重 伊賀】NIPPONIA HOTEL 伊賀上野 城下町

所在地:三重県伊賀市上野相生町2842
公式サイト:https://www.vmg-igaueno.com/

竹あかりに彩られた幻想的な町並みを眺めつつ、地元食材を使った美食に舌鼓を打つ。そんな伊賀上野での過ごし方は、いかがでしょうか。竹あかりが未来を明るく照らす光となりますように。