近年、夏の気温は年々上昇し、日中は35℃を超える猛暑日も珍しくなくなりました。屋外はもちろん、室内でも熱中症になるケースが増えています。油断していると、体調を崩すおそれもあります。小さな工夫で防げるからこそ、日頃からの対策がとても大切です。
【衣】服装や日差しを避ける

①涼しい服装・日差し対策
・通気性の良い綿や麻などの天然素材を選ぶ
・明るい色の服は熱を吸収しにくく、涼しさを保ちやすい
・帽子や日傘を使って直射日光を避ける
【食】体の内側から健康に

②こまめな水分補給
・のどが渇く前に少しずつ水分をとる
・大量の汗をかいたときは、スポーツドリンクや経口補水液で塩分も補給
③栄養と睡眠で体調管理
・夏野菜(きゅうり・なす・トマトなど)で体の熱を冷ます
・味噌汁を冷やした「冷汁」や酢を使った料理で食欲を保つ
・冷たいものばかりでなく、温かい飲み物や汁物も取り入れて胃腸を労る
・バランスのよい食事と十分な睡眠で熱中症に負けない体づくり
【住】暮らしに涼を取り入れる

④ すだれ・よしず・カーテンの活用
・窓の外側にすだれやよしずを設置すると、直射日光を遮り室温の上昇を防げる
・室内では遮光カーテンで日差しをカット
⑤ 打ち水
・朝や夕方に玄関先やベランダに水を撒くと、気化熱で気温が2~3℃下がる効果あり
・アスファルトよりも土や砂利の地面がより効果的
⑥ 朝の軽いストレッチ・散歩
・朝の太陽を浴びることで体内時計が整い、自律神経が安定
・体のだるさの軽減や気分のリフレッシュに役立つ
「衣・食・住」を、特別な道具や準備がなくても、少し工夫を取り入れることで、心地よく、健やかに夏を過ごすことができます。この夏は暑さを和らげる工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。